アボカドの色々
◆アボカドの追熟と食べごろは?
アボカドは追熟果実です。硬い場合は常温(20~25℃目安)に置き、果肉に弾力を感じたら食べごろです。熟成が進むとアボカド自体も熟成を早めるエチレンガスを発生するため熟成スピードが上がります。一般的には、果皮の緑色が黒色になり、蔕(ヘタ)の部分と果皮の間に少し隙間が出た頃が食べごろの目安です。但し、新物の出回る8月~11月にかけては、果皮の色に変化が無い(果皮が緑色のまま)状態で食べごろになる個体も有り、果皮の色だけでは判断できないことがあるため注意が必要です。 食べごろになったら冷蔵庫の野菜室などで保管してください。この時、5℃以下で保管すると冷蔵障害が起きやすいので注意してください。同時に高温(26℃以上)の場所での保管も避けてください。※適正保管温度は7℃前後です。
◆果肉が黒く変色している?
蔕(ヘタ)の部分から種の周囲にかけて、水分や栄養分を運ぶ管(維管束:いかんそく)が通っています。人間のヘソの緒みたいなものです。保管の状態により、蔕の部分から空気が入り酸化すると維管束部分が線や点で黒くなることがあります。(皮を剥いたリンゴが茶色くなるのと同じ理由です)食べても問題はありませんが、気になる場合は取り除き、お召し上がりください。 但し果肉全体が黒ずんでいたり茶色く変色している場合は傷んでいる事が考えられるのでご注意ください。
◆アボカドの栄養価は?
アボカドは熱帯アメリカを原産とする常緑樹(クスノキ科)です。『森のバター』と呼ばれるように栄養価の高い商品です。気になる油脂分は不飽和脂肪酸でコレステロールが心配の方にも安心です。食物繊維が豊富で、ビタミン、ミネラルも充実してます。
★『果物の栄養素』ページの栄養素比較表をご覧ください。栄養素の高さに驚きます。
◆アボカドの切り方は?
注意事項:硬いアボカドを切る時や、その種を取り出す時は、ケガなどに十分注意してください。また切る前にアボカドの表皮をよく水洗いしてください。
③ カットしたアボカドの左右を持ち、
反 対方向にねじります。
④ 付いている種にナイフを入れて、
ねじります。(ケガに注意)
⑤ 種がはずれ、ハーフカットアボカドの
出来上がりです。
⑥ スプーン等で果肉を取り出し、
お召し上がりください。