キウイの受粉作業
◆キウイの花
キウイには雄(オス)の木と、雌(メス)の木があります。それぞれに雄花と雌花が咲き、キウイの実は雌の木に生ります。実を生らせるためには雌花に雄花の花粉を受粉させる必要があります。受粉方法は、ミツバチを使用した自然交配と人工授粉があります。ミツバチを使用する場合は、雌木のまわりに一定間隔で雄木を植える必要があり、ミツバチの管理も必要になります。一方、人口受粉の場合は、雄木から自分で雄花の花粉を採取したり、雄花の花粉自体を購入して受粉する方法があります。下記に雄花からの花粉採取フローチャートと受粉作業フォローチャートを表しています。作業の参考にしてください。
◆花粉採取フローチャート
◆花粉使用量に関して!
受粉作業の際、重要なのは花粉の発芽率と石松子(増量剤)の混合率です。
通常の染色石松子(ピンク色)の希釈倍率目安は下記を参考にしてください。
花粉発芽率%(花粉:石松子)
81%以上(1:10)
71~80%(1:8)
61~70%(1:6)
51~60%(1:4)
41~50%(1:2)
※希釈倍率はあくまで目安であり花粉の保管方法や受粉作業時の気温や天候などにも左右されます。
受粉作業に使用する花粉交配器によっても花粉使用量は違ってきます。
コロンブス・ラブタッチ・自家製受粉器など様々です。
また開花時期に毎日作業をする方、受粉作業は1回だけの方など生産者により異なります。
花粉の使用量を決めるのは難しいため園地に合った方法を探し出してください。
◆受粉作業フローチャート
◆使用資材などは、生産資材(春用・秋用)を参照してください。