加工センター業務案内
原料入荷から商品の出荷までの業務フロー
① 原料入荷
キウイ、バナナ、アボカドなどの輸入原料は東京港や川崎港などの浜倉庫より大型トラックで入荷します。国産品は産地から直接、または各市場より入荷します。
キウイの入荷①
キウイの入荷②
バナナの入荷
② 入荷検品
入荷したキウイ、バナナ、アボカドの原料に対し所定の検品を行います。品目、品種、サイズ、数量を確認後、パレットごとに管理番号を添付します。その後、目視、触感による品質検品を行い、生産者ごとにサンプルを抜き取り、硬度、糖度などを計測し、詳細を記録します。原料管理は添付した管理番号で行い、入荷→追熟→パッケージ→出荷→納品、のトレーサビリティーが維持されます。
パレットごとに管理番号を添付
管理番号ノートによる原料管理
パレット原料ごとに入荷検品実施
触感及び目視検品後、サンプル抜き取り
③ 原料保管
原料は、それぞれに適した温度区分の冷蔵庫や保管庫へ搬入し保管します。また、追熟が必要な原料は熟成室(ムロ)へ搬入します。
キウイ用冷蔵庫①
キウイ用冷蔵庫②
バナナ保管庫
熟成室
熟成室内部
④ 追熟処理
原料パレットごとに使用計画を立て、必要に応じて追熟処理を行います。熟成室(ムロ)を使用し、温度管理やエチレンガスを注入することで、商品の出荷基準に合わせた追熟処理を行います。
キウイ追熟処理①
キウイ追熟処理②
バナナ追熟処理
⑤ 原料検品
入荷直後の原料検品に加え、追熟中~追熟後、パッケージ作業中など、必要に応じて適宜、原料検品を行い、硬度、糖度などの計測結果を記録します。
キウイの硬度検査
キウイの糖度検査①
キウイの糖度検査②
キウイの果肉温検査
バナナの長径測定
バナナのカリブレ(口径)測定
フルーツ検査台
⑥ パッケージ作業(キウイ・バナナなど)
加工場担当者は、作業に必要な原料パレットを冷蔵庫や保管庫から加工場にフォークリフトで搬送し、所定の位置にセットします。パッケージ作業は班ごとに行い、班長は作業指示書の内容を作業者全員に伝え、取引先の商品規格に合わせ、検品、袋詰め、箱詰め、などを行います。袋詰め商品は、金属探知機を通すことで、商品への金属混入を防ぎます。同時に、自動計量機を通すことで、商品の重量不足も防ぎます。商品は所定の出荷形態に合わせて箱詰めした後、パレットに積み上げます。
キウイの作業内容確認
キウイパック作業
バナナパック作業①
バナナパック作業②
金属探知機と重量チェッカー
商品用ターンテーブル
⑦ 有機JAS原料
有機JAS原料の小分け作業前、小分け担当者はセットされた原料の有機JASマークの確認や用意された有機資材などに問題が無いことを確認します。小分けされた商品は、格付表示担当者が有機JASマークの格付表示の確認を行います。
小分け担当者による原料確認
小分け担当者による有機資材確認
小分け作業の内容確認
格付表示担当者による格付表示確認
小分け原料の有機JASマーク確認
小分け原料の有機JASマーク確認
小分け原料の有機JASマーク確認
小分け後商品の有機JASマーク確認
⑧ 国産キウイ選果作業
11月~翌年にかけて、日本キウイフルーツ協会生産者より国産キウイの入荷があります。無選果の原料は、加工センター2階に設置されたキウイ選果機で、生産者ごとに選果を行います。 選果後の原料は産地や品目ごとに管理番号を添付し、冷蔵庫で保管します。
日量3~4トンを選果します
7階級のサイズに選果を行います
⑨ 商品保管
パレットに積み上げられた商品に、納品先の名称、商品名、規格、数量などが表示されたカンバンを添付し、加工場から土間へ搬送します。冷蔵庫担当者は商品を確認後、冷蔵庫や保管庫へ搬入し出荷待機状態にします。
商品ストック冷蔵庫①
商品ストック冷蔵庫②
⑩ 出荷検品と積込み
納品先の出荷に合わせ、商品を土間にセットします。ドライバーは納品伝票とセット商品に添付されているカンバンにより納品先、商品名、数量などを検品し、間違いがなければトラックに積込み、納品先に向けて出発します。
商品出荷準備と検品
商品積込み後、納品先へ出発