アボカドの色々
◆アボカドの食べごろは?
一般的に、「ひね物」は果皮の色がチョコレート色になると食べごろの目安です。但し、「新物」の出回る6月頃~8月頃にかけては、果皮の色に変化が無い(果皮が緑色のまま)状態で食べごろになる個体も有り、果皮の色だけでは判断できないことがあるため注意が必要です。
「ひね物」:新物に比べ、樹上で長期間じっくりと栄養を蓄えてから収穫されるため、水分が抜けて油分が非常に高く、バターのように濃厚でクリーミーな食感になります。形状はひょうたん型で表皮はゴツゴツしています。
「新物」: シーズンの初期に採れるものは、水分がやや多く、あっさりした味わいです。形状は楕円に近く、表皮はツルツルしています。
| 皮の色 | 触った感触 | 状態とおすすめの用途 |
| 鮮やかな緑色 | 石のようにカチカチ | 未熟(要追熟):室温で数日置いてください。 |
| やや黒みがかった緑 | わずかに弾力がある | やや硬め:加熱調理(天ぷらや炒め物)に向いています。 |
| チョコレート色 | もっちり柔らかい | 完熟(食べごろ!):生食、サラダ、ディップに最適です。 |
| 真っ黒・ツヤがない | ぶよぶよしている | 熟しすぎ:果肉に黒い筋や斑点が出ている可能性が高いです。 |
◆アボカドの保管温度は?
★まだ緑色で硬いものは、果実自身の酵素やエチレンガスの働きを促すために常温で保管します。
・最適な温度:15℃〜20℃前後
15℃以上になると追熟がスムーズに進みます。20℃前後が最もきれいに熟します。
・注意すべき温度:5℃以下 / 27℃以上
5℃以下の環境(冷蔵室など)に長く置くと、追熟がストップするだけでなく、皮や果肉が黒く変色する「低温障害」を起こして熟さなくなります。
27℃以上の高温になると、追熟のスピードが早すぎて傷みやすくなり、異常軟化や腐敗を招きます。夏場は特に注意が必要です。
★皮が黒っぽくなり、触ると少し弾力を感じる食べ頃のものは、熟成を止めるために低温で保管します。
・最適な温度:6℃〜7℃前後(冷蔵庫の野菜室)
通常の冷蔵室(通常3℃〜5℃)やチルド室はアボカドにとって温度が低すぎるため、数日置くだけでも低温障害のリスクが高まります。
少し温度設定が高めの「野菜室」にポリ袋などに入れて保管するのがベストです。この状態であれば4〜5日ほど美味しさをキープできます。
| アボカドの状態 | 目安温度 | 最適な保管場所 | 備考 |
| 未熟(固い・緑色) | 15℃〜20℃ | 風通しのよい室内の冷暗所 | 早く熟成させたい場合は、りんごやバナナと一緒に袋に入れると効果的です。 |
| 完熟(食べ頃・黒い) | 6℃〜7℃ | 冷蔵庫の野菜室 | 通常の冷蔵室(5℃以下)は避け、早めに消費してください。 |
カットした後の保管:半分に残ったアボカドを保存する場合は、種がついたままの状態で切り口にレモン汁(またはオリーブオイル)を塗り、空気に触れないようラップを密着させて野菜室に入れます。変色を防ぎつつ1〜2日は保管可能です。
◆果肉が黒く変色している?
蔕(ヘタ)の部分から種の周囲にかけて、水分や栄養分を運ぶ管(維管束:いかんそく)が通っています。人間のヘソの緒みたいなものです。保管の状態により、蔕の部分から空気が入り酸化すると維管束部分が線や点で黒くなることがあります。(皮を剥いたリンゴが茶色くなるのと同じ理由です)食べても問題はありませんが、気になる場合は取り除き、お召し上がりください。 但し果肉全体が黒ずんでいたり茶色く変色している場合は傷んでいる事が考えられるのでご注意ください。
◆アボカドの栄養価は?
アボカドは熱帯アメリカを原産とする常緑樹(クスノキ科)です。『森のバター』と呼ばれるように栄養価の高い商品です。気になる油脂分は不飽和脂肪酸でコレステロールが心配の方にも安心です。食物繊維が豊富で、ビタミン、ミネラルも充実してます。
★『果物の栄養素』ページの栄養素比較表をご覧ください。栄養素の高さに驚きます。
◆アボカドの切り方は?
注意事項:硬いアボカドを切る時や、その種を取り出す時は、ケガなどに十分注意してください。また切る前にアボカドの表皮をよく水洗いしてください。
③ カットしたアボカドの左右を持ち、
反 対方向にねじります。
④ 付いている種にナイフを入れて、
ねじります。(ケガに注意)
⑤ 種がはずれ、ハーフカットアボカドの
出来上がりです。
⑥ スプーン等で果肉を取り出し、
お召し上がりください。